銀河連邦の治安を守る銀河連邦宇宙軍は、連邦市民の参加によって成り立っています。入隊の資格は、心身健康な連邦登録市民であることのみ。
銀河の平和を守るのは、あなたなのです！
◆宇宙軍・その構成
宇宙軍の構成員は、基本的な立場によって大きく三つに分かれます。
軍に関する知識や技術を学校の形で教育する「軍学校」、主力である「本隊」、退役後の一定期間の軍属となる「予備役」の三つです。
○「軍学校」
軍学校には、現場戦力としての各種技術を身につける「宇宙軍技術学校」と、主に部隊指揮や支部の運用に関する指導を行う「宇宙軍士官養成学校」の二種類があります。
どちらも、満１２才から満２２才までの年齢であれば、入学することが出来ます。
５年制で飛び級制度もあります。卒業生の配属時の階級は技術学校生は「伍長」、士官養成校生は「准尉」となります。（＊階級に関しては、付記を参照のこと）
○「本隊」
本隊は、「総司令部」「チェルビ司令部」「トリエフィ司令部」「ピーキィ司令部」「ブォヌイ司令部」の五つに所属が分かれています。総司令部が取りまとめの役割を果たしてはいますが、この五つは同列であるとされています。
これら司令部の上に立つのは、「連邦宇宙軍理事会」と呼ばれる最高決定機関です。連邦主席が兼任する理事長をはじめとする１２人の理事で構成されており、連邦所属惑星に対する軍事行動は、この理事会において過半数の賛成を得なければ行うことが出来ません。
通常、「連邦宇宙軍」という場合は、この本隊のことを指します。
本隊への一般兵としての入隊は、身体検査と適正試験に合格したのち、半年から一年の訓練期間を経ることになります。
訓練は入隊希望者の惑星が所属する支部で行われ、本人の希望と教官の所見により配属が決定します。階級は二等兵となります。
○「予備役」
予備役とは、退役した軍人によって構成される非常時のための組織です。
現在の本隊だけでは対処しきれない大規模な運用が必要とされたときに召集され、本隊へ組み込まれます。
退役時に、予備役への編入の有無は選択可能です。
◆部署と所属
宇宙軍は、技能によりいくつもの部署に分かれています。どの部署も専門的な技術や知識を必要とします。ほかの部署の仕事に関しては、基礎的な講習は一通り行われますが、実際にそれらを行うことはないでしょう。
また、部署とは別に所属というものがあります。これは軍としての行動を行う際の部隊を基準とするものです。司令部の下に大隊・中隊・小隊・分隊・・・と分かれていきます。平常時の治安維持行動は、小隊単位で行われることが多いようです。小隊はおよそ士官３名・一般兵２０〜３０名で構成されます。
ここで、部署による組織構成を簡単に説明しましょう。
宇宙軍は大きく三つの部署に分かれています。主に戦闘や輸送などに携わる「機動科」、兵站や法令などを扱う「軍務科」、そして整備や医療などのさまざまな業務を行う「技術科」の三つです。
それぞれの科はさらにいくつかに分かれ、専門に特化されていきます。
◆入隊手続き
宇宙軍への入隊資格は、心身ともに健康な連邦登録市民であること、それだけです。
連邦に加盟している惑星政府には、人口に応じて決められた数の市民を宇宙軍に所属させる義務を負っています。それにともない、一定以上の人口を有する都市には、かならず宇宙軍の管理事務所を設けることが義務付けられています。
事務所は入隊・退役の手続き以外にも、軍に対する要望などの窓口としての機能を果たしています。
入隊を希望する人は、まず自国にて宇宙軍管理事務所へ志願の書類を提出します。その際、ＩＤの確認を行いますので、チップは必ず持参するようにしてください。
ＩＤと本人を照合し、連邦市民であると認められれば、願書が受理されます。数日中に身体検査と適正試験が行われ、それに合格すれば訓練生として惑星政府の所属する支部に送られます。
訓練の終了をもって正式に入隊と認められ、所属に従って任務に就くことになります。
軍学校への進学の場合は、現在所属している学校から出願できます。もちろん管理事務所へ直接出願しても問題はありません。二重出願だけは気をつけるようにしてください。
入学試験が行われ、合格者は司令部に併設されている全寮制の学校へ進学します。
編入試験による途中入学も可能です。
入隊前の訓練生や軍学校の学生でも、その衣食住すべてが最低限は保障されます。
◇ 付記・連邦宇宙軍階級一覧（左から右へ、上から下へ上がっていく）
○一般兵：二等兵 − 一等兵 − 上等兵 − 兵長
○下士官：伍長 − 軍曹 − 曹長
○士 官：准尉 − 少尉 − 中尉 − 大尉 − 少佐 − 中佐 − 大佐 − 少将 − 中将 − 大将
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